【姿勢の認識による肩こり/腰痛】
※北海道大学の発表によるものをまとめております。
1. 大学生を対象に、自分の姿勢に対する認識、それに伴う腰痛や肩こりの有訴率、各自の対処法についてアンケート調査を行った。
2. 自分の姿勢が悪いと思う男子学生は54%、女子学生は67%であった。
3. 腰背部痛を有する男子学生は39%、女子学生は46%であった。
4. 頚・肩こりを有する男子学生は31%、女子学生は40%であった。
5. これらの有訴率は、同年代の国民生活基礎調査の結果よりも極めて高かった。これは、授業中の長時間座位姿勢といった大学生特有の環境要因が影響していると考えられた。
6. 自身や他人から”猓背”と認識される学生が約6割おり、日常生活にも不良姿勢につながるクセが認められた。
7. 不良姿勢による影響は多彩な症状を引き起こすことが指摘されており、今後の調査項目の再検討が必要と考えられた。